Corporate Identity Projects

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企業経営を変える、
CI(コーポレートアイデンティティ)開発プロジェクト

2019.5.26

2020.3.26

2019年、春。設立から20年を迎えたアイガは、CI(コーポレートアイデンティティ)やWebサイトなどの全面的なリデザインの開発プロジェクトをスタートさせました。代表が育ててきたブランドの軸はそのままに、見た目だけでなくその伝え方や、情報を受け取る人たちとの関係づくりの仕方をどうデザインするかにこだわったのが、今回のCIロジェクトでした。

AIGA Member

Partner : Design Cousulting , C.CREF

デザインコンサルタント、クリエイティブディレクター
雙木 弘美

武蔵美術大学短期大学部卒、グロービス経営大学院卒 学位:MBA.。北海道出身。有限会社シークレフ 代表取締役、カタチタチ有限責任事業組合代表、株式会社アイガ Chief Design Officer、日本パッケージデザイン協会、日本マーケティング学会 会員。 主な仕事、デザインコンサルティング、CI・VI開発、ブランディング、商品開発、webデザイン、グラフィック&パッケージデザイン、アートスクールの運営等
https://www.c-cref.com

Episode.1

ITエンジニアに、デザインリテラシーをインストールする!

表面的なデザインではなく、デザインの本質を理解し

全員でCIを作りあげよう!

デザインの基礎を理解することは、デザイナーだけのスキルではありません。発注する側も、エンジニアも営業も、全ての業種において、デザインスキルは、自己表現やビジネススキルのツールのひとつを手に入れるということ。デザインにまつわる漠然としたネガティブ意識を払拭し、みんなでアイガのあるべき姿を追い求めるためのCI(コーポレートアイデンティティ)のワークショップがスタートしました。

社員全員に事前課題を出し、
各部門ごとにとりまとめを行う

デザインの基礎は、
手を動かすところから

名古屋と東京をリモートでつないだ
オンライン&リアルワークショップ

CI(コーポレート・アイデンティティ)

CI=コーポレート・アイデンティティ(Corporate Identity)の略称です。企業が自社の理念や特性を社会に共有し、
企業内外に統一したイメージをつくることで、より良い会社をつくる企業戦略のことを指します。

・ MI(マインド・アイデンティティ)

理念の統一

・ BI(ブランド・アイデンティティ)

ブランドの統一

・ VI(ビジュアル・アイデンティティ)

ビジュアル(見えかた)の統一

Episode.2

現状のアプリケーションを俯瞰することからスタート!

自分たちが目指している姿と、アプリケーションの整合性が

取れているのか確認する。

企業は長い歴史の中で、様々なビジネスチャンスに遭遇します。その度に、個々人が様々なツールを作成するため、顧客に対して一貫したイメージの統一が保てなくなることが起こりがちです。アイガは創業22年の会社。アプリケーションツールも煩雑になってきたこともあり、一度、全体を俯瞰(ふかん)し、自分たちの見え方がどのようになっているのかを確認しました。
企業コピーや色使いの統一ができていなかったことを改めて認識し、初心に立ち返り自分たちの強みや大切にすることを言語化していきました。改めて見えてきた「アイガ」という会社への帰属意識の高さは、自分たちの宝物だと認識できたのも、このワークショップを通じて得られた新たな気づきでした。

現状のアプリケーションを俯瞰(ふかん)!
意外に文字要素が多い!!??

全員ディスカッション

自社の強み、情緒的、
機能的価値を書き出す

現状の調査分析

>現状CI、BI、VIの課題抽出
>沿革・ブランドストーリー
>企業風土
>既存ツールのラインナップと評価
>社内調査

アイデンティティ開発

>CIからVIまでの基礎理解
>自社イメージ・トーンマナーの理解
>アイデンティティの再認識
>企業価値の創出
>新プロダクトのアイデア開発
>デザインコンセプトの開発

CI・VI・デザイン開発

>CI・VI開発
>VIガイドラインシステム開発
>アプリケーション開発
 ロゴ、名刺、WEB設計など
>プロモーションの設計

Episode.3

自社の価値を明確にしたうえで、

各アプリケーションの使われ方をカスタマージャーニーを用いて細かく検証、

各事業部ごとのコンセプトを明確に定義する。

企業が使うアプリケーションツールには、役割があります。名刺は企業の顔であり、会社案内は自己紹介のようなもの。こういったアプリケーションツールの役割を改めて認識し、顧客に対してどんなタイミングでアプリケーションツールを使っているのか、そこに整合性があるのか等、カスタマージャーニーを描きながらツールの使われ方を全員で共有しました。
ビジネスの全体像も見えてきて、各事業部のスローガンコピーを作るなど、漠然とした自社のビジネスを言語化していく作業を行っていきました。改めて言語化することで、自分たちのビジネスが社会に対してどういった役割であるかを再認識する良い機会となりました。

グラフィックレコーディングを使って
カスタマージャーニーを描く

全員が顧客目線に立って、課題感を共有

Episode.4

各事業部ごとにプレゼンテーション。

強みや価値を再定義し、統一することで認知されやすい企業イメージが醸成され、

市場競争力をあげるブランド力が生まれる。

最終のワークショップでは、各事業部ごとに事業コンセプトの発表を行いました。事業の強み、打ち出したい世界観などを言語化、可視化することで、次につながる事業の種を見つけることができました。自分たちで可視化したからこそ、次につながるブランドへの足掛かりにも納得ができた貴重な機会でした。最終のCIガイドラインは、プロのデザイナーにお任せし、漠然とした世界観を具現化し、構築していく過程に、多くの学びを得ました。今まで大切にしてきたアイガの歴史と世界観を、時代に合わせたバージョンアップに、ワクワクしています。

全体プレゼンテーションからの抽出

一年間かけて、カタチにしていきました!

CI Guideline ;

ブランド(英:Brand)とは、ある財・サービスを、他の同カテゴリーの財やサービスと区別するためのあらゆる概念です。そしてブランドの軸となるのが企業のビジョンとなります。文字や図形で具体的に表現された商標をブランドロゴと呼び、CI(コーポレートアイデンティティ)、VI(ビジュアルアイデンティティ)ガイドラインは、ブランドを象徴しブランドの一貫性を保つために開発されたデザイン要素一式を言います。

※旧ロゴマーク

新ブランドロゴ

アイガの名前の由来から作られたエレメントとなる山の右側ラインを残し、
シンボルとなるアイガサークル(赤い丸)を強調し、
新たなロゴマークとして誕生しました。

AIGA Circle

アイガのエネルギーを表すアイガサークルです
「元気」「挑戦」「情熱」の意味が込められています

【アイガHP、TOPビジュアル撮影秘話】

アイガHPのTOPビジュアルでは、「あなたにとってのアイガサークルはどんなイメージですか?」という問いに対して
それぞれが個性豊かに表現したのを撮影しました

これからも、新生アイガをよろしくお願いします!

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